中小企業振興表彰
2015年度 中小企業振興表彰先
一般部門の表彰先
Ⅰ 陽気な母さんの店 株式会社
代 表 者 |
代表取締役 石垣 一子 |
住 所 |
大館市曲田字家ノ後97-1 |
業務内容 |
農産物・加工品等直売、農業・郷土料理体験 |
表彰事由等
- 平成9年、大館市の農家女性による「大館市農家生活研究グループ」を組織、その後約100名の共同出資(1人2万円)により「陽気な母さんの店友の会」を設立し、平成13年4月に体験交流型直売所を開設。年間販売額は2億2,600万円(平成27年実績)に及ぶ。
- 女性農業者による会員出資と販売手数料収入による独立採算で常設直売所を運営している県内第1号の事例。平成20年には「農山漁村女性チャレンジ活動表彰」で農林水産大臣賞を受賞。
- 施設借り上げに伴う月額43万円支払の15年間にわたるリース契約も本年3月に終了し、昨年7月には後継者育成、事業継続・拡大を企図し株式会社化。
- いち早く6次産業化に取り組み、地域の学校に対する農業・食育教育を提供するほか、体験交流型直売所として、観光客・修学旅行生への体験教室を継続実施し、大館市の観光産業発展にも多大な寄与(体験事業受け入れ実績:26年度/103回・3,166人、27年度/87回・2,163人)。
- 大館市・北秋田市・小坂町の3市町で設立されたDMO「秋田犬ツーリズム」の観光・グリーンツーリズムの拠点としてさらなる貢献が期待される。(本先代表が「大館市まるごと体験推進協議会」の代表も務める。)
Ⅱ インターフェイス 株式会社
代 表 者 |
代表取締役 野澤 一美 |
住 所 |
秋田市中通2丁目8-1 フォンテAKITA 7階 |
業務内容 |
情報(化粧品等)提供サービス業 |
表彰事由等
- 米国留学中に臨床試験受託企業でアルバイトを始めた代表が、大学卒業後もそのまま現地で就職。世界中の化粧品・日用品メーカーの臨床試験を経験し、アジア担当のマネージャーを務めた後、その経験を生かして平成18年に秋田市で起業。(秋田出身の学生時代の知人からあきた企業活性化センターの「創業支援室」を紹介され、入居した後、独立起業したもの。)
- 大手化粧品メーカーからの依頼により、化粧品・日用品の試作品をモニターによるクリニカル試験(安全性・有用性試験)を行い、試験結果を統計解析している。
- 業務完了までのスピードや質、信頼性の高さから、その功績が認められ、有力クライアントである「P&G社」から表彰されている。
- 新規クライアントを獲得し、依頼件数も年々増加、モニターも8,000名近くに達し、秋田の地域特性を活かした「秋田発のビジネスモデル」を確立し、地域経済への還元を通じて、多大な貢献を果たしている。
新起事業激励賞の表彰先
Ⅲ 株式会社 花火創造企業
代 表 者 |
代表取締役 小松 忠信 |
住 所 |
大仙市内小友字山根89-31 |
業務内容 |
花火玉等製造販売、花火イベントサポート等 |
表彰事由等
- 平成27年4月、大仙市、大曲商工会議所、大仙市商工会の三者協働による「大仙市花火産業構想」に基づき、「大曲の花火」ブランドを戦略的に活用し、花火を活かした内発型産業の育成を目的に設立。
- 地域経済再生のため、汎用性の高い花火玉や原料の炭を安定供給するための工場建設、花火大会開催による通年観光の実現と雇用機会創出を目指し、5年後に売上高4億円、従業員35人、将来的には売上高50億円、従業員200人を目標としている。
- 花火玉等の製造販売、花火イベントのサポート、花火関連商品の開発販売、観光事業を主な事業内容とし、本年3月に開催された「新作花火コレクション」では、開発した新色花火および原料炭による試作花火を打ち上げたほか、花火師育成事業にも取り組んでいる。
- 地方創生に向けた全市を挙げての事業の中核企業として、雇用のみならず、他の地元産業の活性化・発展にも大きな役割を果たすことが期待される。