中小企業振興表彰
2013年度 中小企業振興表彰先
一般部門の表彰先
Ⅰ 株式会社斉藤光学製作所
代表者 | 代表取締役 齊藤 伸英 (53歳) |
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住所 | 仙北郡美郷町本堂城回字若林118-3 |
業務内容 | 硝子・酸化物・サファイア・SiC・GaN基板研磨、各種評価・試験・加工コンサルティング、研磨関連装置・副資材製造販売 (“研磨技術”を核に、より高度な部材の加工分野へと進出。次世代半導体基板高度化材料の研磨技術研究は、経済産業省の「第5回ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞。研磨技術の水平展開により、研磨用副資材の開発受託業務も行い、産学官・産業間連携にも意欲的に取り組み業務内容を進化させている。) |
表彰事由等
- 本先は、昭和60年、県の誘致企業として光学・電子部品向けガラス材加工を目的に秋田工場での操業を開始。
- 腕時計用カバー硝子の成形研磨から、単結晶酸化物材加工、サファイア加工へ、より高度な部材の加工分野へと進出。
- “研磨技術”をキーワードに、現在は、シリコンに次ぐ次世代半導体基板高度化材料といわれるSiC(炭化ケイ素)、GaN(窒化ガリウム)などの研磨技術の研究を進めている。「SiC研磨技術」で昨年9月、経済産業省の「第5回ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞。
- 昨年11月には、群馬県からテクニカルセンターを同社隣地に移管操業。研磨技術開発のほか、研磨用副資材(研磨剤、研磨パット、洗剤等)の開発受託型業務も行い、研磨技術の水平展開も進め、研磨技術(ソフト)から研磨機械(ハード)販売までと、業務内容を進化させている。
- “ローカルロケーションからハイテク研磨技術の創出”のため、技術開発はもとより、人材開発、産学官・産業間連携にも意欲的に取組みしている。
Ⅱ 農事組合法人たねっこ
代表者 | 代表理事 工藤 修 (62歳) |
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住所 | 大仙市協和小種字鏡台109-1 |
業務内容 | 農業(水稲、大豆、ブロッコリー、キャベツ、花き)、食品加工 (5つの集落を法人化した県内最大規模の農事組合法人組織で、経営面積は288haを誇る。県から水稲と大豆の「原種・採種ほ場」に指定されるなど、その栽培技術は高く評価されている。6次産業化のほか、後継者育成、食育活動、遊休農地再生、雇用創出などの幅広い活動を展開、推進している。) |
表彰事由等
- 本先は、「ほ場整備」事業を契機に、5つの集落を法人化した県内最大規模の農事組合法人組織で、経営面積は288haまで拡大している。
- 水稲、大豆、野菜(ブロッコリー、キャベツ)、花き(ケイトウ、小菊)を生産しているほか、高い農地集団化率と栽培技術が高く評価され、県の委託を受けて、水稲(「原種ほ場・採種ほ場」)と大豆(「採種ほ場」)の原種・種子を生産、供給している。
(注)「原種・採種ほ場」「県農業試験場」が開発した原原種を使い、種子生産に必要な量の原種を増殖、一般農家に供給する優良種子を生産する「ほ場」。県内では、県農業公社のほかは本先のみ。 - 水稲は、減農薬、減化学肥料の特別栽培米を米穀国内大手卸(神明)との契約により作付け、イオンのトップバリュ「グリーンアイ商品」になっている。
- 昨年、廃校を活用した野菜加工(カット・冷凍野菜)工場を開設。
- 後継者育成、食育活動、遊休農地再生、雇用創出などの活動が評価され、平成24年「農業農村整備優良地区コンクール」農林水産大臣賞を受賞。