一般部門の表彰先

Ⅰ　株式会社アクトラス

表彰事由等

1. 東芝のシステムエンジニアであった現代表が平成８年８月に設立した研究開発型のＩＴベンチャー企業。
2. 設立当初は、画像処理、センサの測定・計測などの機器を受託開発していたが、平成12年頃より自社製品の開発に着手。主力事業は、ハードウェア開発（各種センサユニットの開発、デジタル・アナログの回路設計等）、ソフトウェア開発（計測機器、制御装置のソフト開発等）および研究開発（医療機器を含む広範囲）の３事業。
3. 開発・技術力に定評があり、経済産業省、秋田県等の補助事業への採択、各種表彰授与等の実績が多数ある（平成21年には中小企業庁「元気なモノ作り中小企業300社」に選定）。
4. 平成24年に経済産業省の「課題解決型医療機器等開発事業」に採択された癌を短時間で診断する「迅速反応装置」の開発では、秋田大学、北海道大学など全国７大学と連携して取り組んでおり、秋田県における医工連携の中核企業として成長が期待される。

Ⅱ　東電化工業株式会社

表彰事由等

1. 昭和57年に秋田県唯一の電子部品表面処理専門の鍍金専業社として、また県の誘致企業として「東北東協業組合」を５社協同で設立。平成元年に「株式会社エレックアズマ」、平成11年に「東電化工業株式会社」に、社名および組織変更。
2. 主力製品は、ＩＣ・半導体鍍金、プリント基板鍍金であるが、平成20年に経済産業省の「戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択されたセラミックス（主にＬＥＤライト用部品）への金属鍍金技術が、大手メーカーから高い評価を得、売上・利益とも飛躍的に向上している。
3. 本先の受注先は全国60社に及び、売上の７割以上は県外企業から得ている。
4. 平成24年より有価物（ニッケル）のリサイクル業へ参入し、中国への輸出を開始している。今後、国内大手企業と提携し規模拡大する計画もあり、さらなる発展が期待できる。