県内経済ニュース（4月）
県内
4.6◇風力発電計画、事業者が撤回
鳥海国定公園に隣接する由利本荘市矢島地区にソフトバンクの子会社のＳＢエナジー（東京）が進めていた風力発電機の建設計画が撤回された。計画に対し地元住民からは鳥海山の景観や生態系への悪影響を懸念する声が噴出、県や市からも厳しい意見が付き、風当たりが強まっていた。
4.11◇腕時計「ミナセ」、スイス進出
精密工具メーカーとして創業し、現在は高級腕時計メーカーとして知られる「協和精工」（羽後町）が、時計の本場スイスで限定モデルの販売を始めた。同社の海外進出は初めて。ジュネーブにある高級腕時計の専門店「ラ・メゾン・ド・オロジュリー」で日本の時計が展示されるのは初めて。
4.16◇クルーズ船専用ターミナル完成
秋田港に寄港するクルーズ船の乗客の利便性向上などのため、県が整備した「秋田港クルーズターミナル」が完成した。専用のターミナルは東北の港では初めてで、大型クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」（乗客定員2,706人）が寄港した18日から供用を開始した。
4.27◇有効求人倍率、過去最高
秋田労働局が発表した今年３月の県内有効求人倍率（季節調整値）は1.59倍となった。昭和38年の統計開始以来、過去最高を更新し、18年ぶりに全国平均と並んだ。新規求人数は１万742人で、２か月連続で１万人を超えた。企業側にとっては人手不足の深刻さが増している。
