県内経済ニュース(2月)
県内
2.7◇県の新年度予算案、総額5,803億円
秋田県は総額5,802億6,000万円の平成30年度一般会計当初予算案を発表した。29年度の実質的な当初予算となった6月補正後予算に比べて1.4%減り、3年連続で減少となった。県政運営の指針となる第3期「ふるさと秋田元気創造プラン」が施策の肝となる。
2.9◇バスで「貨客混載」実験へ
県などは、宅配用の荷物を乗客とともにバスで運ぶ「貨客混載」の県内初となる実証実験を行うと発表した。秋田中央交通と羽後交通の2路線のバスで日本郵政、佐川急便、ヤマト運輸の荷物を扱う。乗客減やコスト増に悩む旅客、貨物の両運送業者にメリットが期待できる。
2.16◇秋田内陸線、訪日団体客2万人超え
秋田内陸縦貫鉄道は、平成29年度の訪日外国人旅行客(インバウンド)の団体客が平成元年の全線開業以来、初めて2万人を超えたと発表した。沿線の人口減少と高齢化で通勤通学客は最盛期の3分の1に落ち込んでおり、観光客は重要な収入源となっている。
2.28◇鳥海ダムで水力発電
由利本荘市鳥海町百宅地区で鳥海ダムの建設準備を進める国土交通省東北地方整備局は、ダムの放流水による水力発電事業の実施を建設計画に加え、事業者を県に選定した。発電開始は2029年度の見込み。国直轄ダム事業での発電事業公募は、東北地区で2例目となる。